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2017年1月 9日 (月)

194 道具を大切にしないと一流にはなれない?

 メジャーリーグに渡ったイチローが大活躍を見せ、全米が注目し始めたころの話である。
 当時「シアトル・マリナーズ」という球団に所属していたイチローが地元シアトルの小学校に招かれた時の話である。子どもたちがあこがれのメジャーリーガーに質問できるコーナーがあって、ある小学生がイチローに質問した。
 
「大リーガーとして活躍するために何が一番大切か?」
 
 この質問にイチローはこう答えた。
 
 「バットを地面に置かないこと。芝生の水をバットが吸うと、何億分の一の変化があって変わってしまう。それ以上に、お父さん、お母さんが買ってくれた道具を大切にして、バット、グローブ、靴(スパイク)をみがくことです。こういうことで好プレーは生まれるんです」と。
 
 イチローが道具を大切にするのは、プロ野球の世界で活躍するようになってからではなく、無名の高校生のときからつらぬかれていたそうだ。
 
 イチローの高校時代の野球部の監督も次のように言っている。
 
 「イチローは夜間まで続くハードな練習を終えると、ロッカー室の作業台置き場でスパイクの土をきれいに落とし、バット、グラブと丹念に手入れしてから(寮の)自分の部屋に戻っていった。彼は、野球部に入る前からグラブを大切にしていた。」と。
 
特にとりえがない私は、「ふ~ん、そんなもんなのかなあ」と思ってしまう。じゃあ、道具を粗末に扱う人で強いスポーツ選手はいないの?とかひねくれた考えをもってしまう。
 
 このことで、先日興味深い新聞記事を見つけた。産経新聞の「道具を大切にしなくても一流になれるか? イチローにあってジョコビッチにないもの」をという記事である。
  
 この記事によると、テニスのトッププレーヤーのノバク・ジョコビッチは、感情の起伏が激しく、プレーがうまくいなかくてイライラしているときは、試合中にラケットを投げつけて壊してしまうことがあるそうだ。
  
 また、ゴルフの元世界ランキング1位のロリー・マキロイも試合の途中で、ゴルフクラブを池に投げ込んだことがあるという。
 
 この記事を書いた記者は、次のように記事をまとめている。
 
プロゴルファーの青木功もそうだが、道具を大切にする一流選手は概して現役生活が長い。道具を粗末に扱うことは、もう一人の自分を傷つける行為にほかならない。29歳のジョコビッチや27歳のマキロイに往年の勢いが感じられなくなっているのは年齢の問題もさることながら、競技への向き合い方に要因があるといったら言い過ぎか。
 
 なるほど、道具を大切にしない人が、自分の体のケアに気を遣うわけがない。心に留めておきたい。

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