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2016年12月15日 (木)

190 『キングダム』の原泰久さんに学ぶ~何が役に立つか分からない。

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 原泰久さんが描くマンガ『キングダム』。大人気のマンガである。連載10年、単行本44巻。普通のコミックは1巻が一番売れて、その後は少しずつ売れ行きが落ちてくるのが普通だそうだが、『キングダム』は、44巻全部だいたい同じぐらいの売れ行きなのだそうだ。
 
 歴史の授業で中国の歴史を習う。歴史上で初めて中国全土を統一した「秦」という国と、その国を建てた「始皇帝」という人物のことは聞いたことがあるだろう。始皇帝が築いた万里の長城のことも。
 
 『キングダム』は後に秦の将軍となる少年「信」と、後の始皇帝となる「政」を中心に物語が進んでいくのだが、私、こんなにマンガに夢中になるのは、あのバスケットボールマンガ『スラムダンク』以来である。
 
 そういえば、荒削りだけど、とてつもない素質を秘めた主人公が、戦いを通じて自分の才能を開花させていくところや、主人公以外の登場人物がそれぞれ魅力的で、それぞれが自分の物語をもっているところなんかは、『スラムダンク』も『キングダム』も共通しているなあと思った。
 
 さて、『キングダム』の作者の原泰久さんがもともとなりたかったのは映画監督。それで大学も芸術系の大学に進学した。映画監督を目指して食べていくのは難しいと考えた原さんは、マンガなら一人ですべてできると考えて、大学3年ごろからマンガに本格的に取り組んだ。しかし雑誌の連載をもらえるまでには至らず、大学卒業後はプログラマーとして会社に就職する。
 
 でも、この社会人経験が大きかった。会社の中にはいろいろな人がいた。強い人、弱い人、すぐサボる人、熱い人。そんな人たちがいざというときは、それぞれが力を発揮する。そんな会社の中で出会った人たちが、今の『キングダム』の中にも生きている。例えば、怪力の兵士「田有(デンユウ」は会社の有田さんがモデルになっているというように。『キングダム』では、それぞれの登場人物がみんな魅力をもっている。
 
 原さんは、もしうまくいって大学時代にデビューしていたなら、この社会人経験がなかったなら、『キングダム』は絶対に描けなかったという。
 
 なんか、人生って何が役に立つかってわからないもんだなあ。後になってみないと分からないことだが。目標や志をもって生きている限り、人生に無駄なことはないのだろうか。そんな気がしてきた。

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