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2016年1月

2016年1月 5日 (火)

187 武井壮さんの恩人はいきものがかり

授業中にも話したことがあるが、タレントの武井壮さんは、元陸上十種競技の日本選手権チャンピオン。陸上十種競技とは、100m、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m、110mハードル、棒高跳び、円盤投げ、やり投げ、そして最後に1500mを走り、総合得点で争う競技である。

武井さんの記録を見てみると、1500mを除けば、どの種目もレベルが高く、わたしたちの県の陸上選手権の優勝記録と比べてみると、100mと走り幅跳びは、おそらく優勝するであろう。1500mを除けば、と書いたが、それでも10種目の疲れた体で、1500mを4分30秒を切ってくるのだからすごいというほかはない。

10種目の練習をこなすのだから、間違いなく体力だけではなく、考える力もかなりのものだろう。実際、武井さんの話はすごく分かりやすい。

さて、武井壮さん、大学時代に十種競技で活躍した後、プロゴルファーを目指してアメリカに修行に行く。結局うまくいかず、日本に戻ってくる。28歳ごろの話である。

そのころの武井さんはスポーツマンの指導をしたりしていたけど、心の中は悶々(もんもん)としていた。「どうして世間は俺を認めてくれないんだ」という気持ちがあった。

ゴルフもしていたので、ゴルフ道具を扱う仕事をしていたころ、仕事もうまくいかず、暗い気持ちで街を歩いていたときの話である。

駅前で路上ライブをしている若者たちがいた。
 
「うるさいなあ、あんな大きな声で歌ってはずかしくないのかなあ」

でも、若者たちは人が集まっていようがなかろうが、関係ない様子で一生懸命に、楽しそうに歌っている。きっと何か大きな夢がある若者たちなのだろう。いつの間にか彼らの歌声に引き込まれた自分がいた。

彼らに比べて俺は何をしているんだ。「自分には力があるのに、チャンスがない。お金がない。スポンサーがつかない。」そんな不満ばかり抱いている。この違いは何だ。

その日を境にして武井さんは変わった。もう一度本気でがんばってみようと考えたのだ。

それから2年の月日が過ぎた。心を変えた武井さんが、今のように活躍するきっかけをつかみ始めた頃である。ふと見ていたテレビに、あの路上の若者たちが映っていた。

「今日、テレビ初登場!!『いきものがかり』の皆さんです」と司会者が言ったのである。
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を元に書きました。

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