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2013年1月 2日 (水)

176 松井秀喜選手が語る一番の思い出

先日、ある新聞記事に目が留まった。松井秀喜選手の引退を伝えるニュースだ(※1)  

この記事に意外なことが書いてあった。   

引退発表の記者会見の場で、松井選手は、20年間のプロ野球生活で一番思い出に残ることは「(巨人時代に)長嶋監督と2人で素振りした時間」と答えたのだ。   

巨人の4番バッターとして活躍した後、アメリカに渡り、2003年あこがれのヤンキースの一員になった時ではなかった。   

また、2009年にワールドシリーズでMVPを獲得し、優勝パレードの主人公の一人として、ニューヨークの数十万人の人々に迎えられた時でもなかったのだ。   

松井選手はプロ1年目から、長嶋監督の自宅で、遠征時はホテルの監督の部屋で、毎日ほぼ欠かすことなく素振りをしてきたことを一番の思い出にあげたのだ。   

以前、この学級通信でも松井選手の素振りについて取り上げたことがある。(052 松井秀喜のすごさ~ある若手選手は見た http://mikadukitusin.blog.fc2.com/blog-entry-35.html )   

松井選手は、ここ数年は両ひざの故障などで、出場機会が減ってしまい、去年7月に、タンパベイ・レイズから戦力外通告を受け、そのまま引退した形になる。

戦力外通告を受ける少し前の6月、マイナーリーグで10代の若者たちに交じって、ラストチャンスにかけて汗を流しているときも、ホテルの自室に戻ってからの素振りを続けていたという。(※2)   
   
このとき、松井選手はこう語っている。

「僕のバッティングの原点はすべて長嶋監督とやってきた素振りにある。プロ1年目からメジャーに渡ってプレーする間も、実はやっていること、目指しているものに変わりはないんです」(※3)

真摯な取り組みを20年間ブレることなく続けてきたことに改めて驚く。   

これだけではない。松井選手は周囲の人に対する配慮もブレなかったようだ。   

今季限りで引退するソフトバンクの小久保裕紀選手はこう語っている。   

打っても打てなくても、たくさんの記者に対応している姿は後輩ながら勉強になった。(※4)   

巨人の高橋由伸選手は次のように言った。   

好不調にもかかわらず振る舞いが全く変わらなかった先輩の姿に感銘を受けた。(※5)

   
松井選手のバット製作を手掛けた久保田五十一氏も次のように述べる。   

(松井選手がプロ入りして)以来20年、私たち用具担当者にも変わらず丁寧に話し掛けてくださいました。素晴らしいバットの使い手とお会いできたことに心から感謝しています」(※6)   

     

私は、自分にいいことがあったりして、機嫌がいいときには、人に優しくできる。でも、自分がおもしろくないときに、どういう自分でいられるか。

松井選手の才能は真似できないが、周囲の人に対する、このブレない姿勢は、ほんのちょっとでも真似したい。   

そう考えながら、2013年の目標を検討しようかな。   
――――――――――――――――――――    
(※1) 『読売新聞』2012年12月29日
(※2)『“頑固”が支えたプロ生活20年――。    
松井秀喜が最後まで貫いた己の美学。』http://number.bunshun.jp/articles/-/321412?page=2)    
(※3)同サイト    
(※4)『読売新聞』2012年12月29日    
(※5)『読売新聞』2012年12月29日    
(※6)『バット職人・久保田氏「素晴らしいバットの使い手」』http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121228/bbl12122812450005-n1.htm

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