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2012年8月13日 (月)

172 見えない分かれ道はそのへんに

ロンドンオリンピックも終わりました。

読売新聞にちょっと興味をひかれた記事がありました。

タイトルは「『弓道部なかったから』で始め、つかんだ『銀』」とありました。(※1)

アーチェリーで銀メダルを取った古川高晴選手を紹介する記事です。

古川さんは中学生のときに、たまたま通りかかった公園で弓道大会をやっていたそうです。その選手たちの格好よさにひかれて、家に帰った古川さんは、家族に「弓道をやる」と宣言しました。

でも、進学した高等学校に弓道部はありませんでした。アーチェリー部はあったので、「弓を使うことは同じだから」とアーチェリー部に入部したのだそうです。

話は変わりますが、5月4日の読売新聞にはこんな記事もありました。今度は竹内洋岳という人を紹介した記事です。世界に8000mを超える山が全部で14座あるのですが、そのすべてに登頂したというのです。日本人初の快挙です。

全14座を登頂する過程で、竹内さんは雪崩事故に遭い、仲間を失い、自分も再起不可能といわれるぐらいの大けがをしながら、今年5月に快挙を成し遂げました。
 
竹内さんが山登りを始めたのは、高校生になって山岳部に入部したからです。でも、強い意欲があったわけではありません。その高等学校は新入生は全員どこかの部活に入らないといけなかったそうです。

部活動のオリエンテーションが終わって、どこかの部に入らないと家に帰れません。中学校時代は帰宅部だった竹内さんは、文科系の部活も考えましたが、各部の名簿の前は大行列でした。そんな時、山岳部の前はガラガラでした。「並ぶのが面倒だった」竹内さんは、すぐに山岳部の名簿に名前を書き込んだのだそうです。

本当に人生って不思議です。アーチェリーの古川さんが、もしその日、公園のそばを通らなかったらどうなっていたんでしょう。通ったとしても、その日は急ぐ用事があって、立ち止まって弓道の試合を見る気がなかったら・・・。進学先の高等学校に、念願通り弓道部があったなら・・・。

竹内さんの話もそうです。もし、山岳部以外の部活の前に人が並んでいなかったら・・・。

今、二人のお話をしましたが、実は、大人はみんな「今、振り返ってみたらあそこが分かれ道だったよな」と思えるものをもっています。その時は目には見えない分かれ道が、人生を重ねて振り返ってみると、はっきり見えるのです。

本当に人生は不思議です。見えない分かれ道は、君たちの日常生活の中にこれからたくさん現れることでしょう。

非常に、平凡で説教くさい言い方ですが、「今いる場所で精一杯やってみること」、これが大事なのかなあ
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(※1)『読売新聞』2012年8月4日

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