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2011年11月

2011年11月17日 (木)

164 「25の後悔と25の目標」②

162 「25の後悔と25の目標」① の続きです。

ガンの終末治療の専門家である大津秀一さんは、『死ぬときに後悔すること25』という本の中で、死を直前にした人が、自分の人生を振り返って、どんなことを後悔するのかということを教えてくれている。25の後悔することを次にあげてみます。

1 健康を大切にしなかったこと
2 たばこをやめなかったこと
3 生前の意思を示さなかったこと
4 治療の意味を見失ったこと
5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくしなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと
11 遺産をどうするかを決めなかったこと
12 自分の葬儀を考えなかったこと
13 故郷に帰らなかったこと
14 美味しいものを食べておかなかったこと
15 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16 行きたい場所に旅行しなかったこと
17 会いたい人に会っておかなかったこと
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと
19 結婚をしなかったこと
20 子供を育てなかったこと
21 子供を結婚させなかったこと
22 自分の生きた証を残さなかったこと
23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24 神仏の教えを知らなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

この25個の「後悔すること」、どう思いましたか?「そうだろうなあ」と思うものもあるかもしれないし、今ひとつよくわからない、というかそんな自分が想像できないものもあるでしょう。だから、みんなにかんがえてほしいことを絞りました。

1 健康を大切にしなかったこと(含む「タバコをやめなかったこと」)
5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくしなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

この八つの「後悔」の中で、君がこれから先の人生で、したくない後悔を三つ選んでごらん。

三つ選んだら、その中で、「一番したくない後悔」「二番目にしたくない後悔」「三番目にしたくない後悔」を選んでごらん。

選んだら、前の黒板に付箋を貼りに来てください。

(私の授業では下のようになりました。赤い付箋が一番したくない後悔です。)

koukai

2011年11月11日 (金)

163 もうこんなに月日がたったのか

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このころのこと覚えていますか?そろそろどことなく初夏を感じさせるころで、頭の中は修学旅行でいっぱいというころです。なんか、懐かしいですね。

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今は、こうなりました。暑くなり、楽しみだった夏休みが始まり、そしてあっという間に2学期。暑いさなかの運動会練習、そして涼しくなった頃から文化祭に向けての活動が始まりました。

合唱コンクールが終わって、朝晩は暖房がいるかな~と思うこのごろです。

本当に時がたつのって不思議です。今勉強している「おくのほそ道」で、芭蕉が、月日は永遠の旅人と言っています。

「今」と思っていたことが、一つ息をするたびに「過去」になっていきます。「今」がどんどん続いていく一方で、「今」がどんどん過去になっていきます。

「今」を大切にしたいものです。

ところで、上の二枚の写真の間、君はどういうふうに成長したかな?

私は恥ずかしながら、毎日を過ごすのが精一杯。君たちにこの前話したことのある、「緊急ではないけど重要なこと」がなかなかできませんでしたよ、本当は。

まだ3月まで時間はあります。お互い、「今」を大切にして、成長しましょう。

2011年11月 8日 (火)

162 「25の後悔と25の目標」①

以下は、これからやってみたい道徳の授業の主に「語り」を中心とした授業のシナリオです。何度かに分けて掲載します。参考文献は『死ぬときに後悔すること25』(大津秀一著)と『死ぬまでに達成すべき25の目標』(中嶋 秀隆 ・ 中西 全二著)です。

 

この数字は何を表していると思う?ちょっと考えてみよう。

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ヒントは「今日」だ。

 

答えは、今日が、君たちが中学校3年間に登校する日数586日のうち、今日が511日目だということだ。

 

今は2学期の半ばだけど、こうやってみると卒業も近いなあという感じがする。それどころか、冬休みが終わると、いろいろ受験などでバタバタして1月2月3月はあっという間に過ぎてしまう。

 

さて、そんな今、少し早いかもしれないが、中学校生活を振り返ってみよう。君はこの3年間を振り返って、何か後悔することがあるか?

 

もし、あれば手元の紙に、どんなことを後悔しているかを書いてみよう。

どんなことを書いた?なに、なに?「勉強をもっとがんばっておけばよかった」?そうかあ。そうだよなあ。

 

君は?「部活の練習にもっと真剣にがんばれば良かった」か?ああ、そうかあ。

 

じゃあ、私自身が中学校生活を振り返って、どんなことを後悔しているかを話してみよう。

 

恥ずかしいが、たくさんある。

 

結局、何をしても中途半端だったこと。

部活も途中でやめた。やめなければならない状況を自分で作り出した。
「すみません、もう一度チャンスをください」と言って、歯をくいしばってでも部活に残る道はあったんだけど、それからも逃げた。

 

部活だけではない。何をやっても中途半端に終わっていた。

 

周りの目を気にしていたんだなあ。冷静に考えれば、オレのことなんかみんな気にしてはいないのになあ。 人は自分のことが一生懸命で、そんなに人のことを気にしていないっていうことが分からなかったんだなあ。

 

自分が何をやっても、人よりうまくできないので、「こんなの、やってられっかよ」というポーズをとっていたんだ。

 

だから、本当は一生懸命何かに打ち込んでいる友達がうらやましかったんだ。

 

こんな自分だから、両親には情けない思いをいっぱいさせたなあ。中学時代の私を育てていて、両親は楽しいことなんか一度もなかったろうなあ。これも後悔の一つだ。

 

友達づきあいだってそうだ。クラスに気が合う友達がいないときは、堂々と一人でいればいいのに、「あいつ、友達がいないんだ」と思われるのが嫌で、あまり好きではない人と一緒にいたりしたなあ。

 

と、まあ私自身の中学校時代の後悔をしゃべってきたけど、さっき、「もっと勉強しておけばよかった」と思った君、それは本当かあ?

 

そう後悔しているってことは、今、すごく勉強がんばっているってこと?入試が近づいて勉強を一生懸命にし始めたけど、分からないことがたくさんあって、「ああ、もっと早くから授業に真剣に取り組んでいたらなあ」と思っている人は、それは正直な気持ちだろう。

 

でも、ひょっとしたら、本当に後悔すべきは、「周りに流された自分」かもしれないし、人目を気にして一生懸命になりきれなかった自分かもしれない。一度決めたことが守れない弱い自分だったかもしれない。まあ、それは本人しか分からないけど。

 

さて、私はなぜ、自分自身の中学校時代の「後悔」を、こうやって振り返ることができたのだろうか。

 

それは、私のたくさんの「後悔」があるから、今の私があると思っているからだ。

 

たくさんの失敗や後悔をしてきたから今の私がある。

 

そう考えると、未来がある君たちにとって、後悔することは大切なことだ。いくらでも挽回することができる。そして、成長することができる。

 

でも、いくら挽回したくても、挽回できない時がある。それはどんな時だろう?

 

それは「死を直前にしたとき」だ。

 

私の手元に、「死ぬときに後悔すること25」という本がある。これは、ガンの終末治療の専門家である大津秀一さんという人が書いた本だ。本のカバーには1000人の死を看取った、と書いている。

 

大津さんは、ガンで余命わずかになった人たちは、自分の人生を振り返って、ほとんどの人がいろいろなことを後悔するという。

 

もう挽回することができない後悔って、本当につらいだろう。君たちにはまだ実感はないが、現在日本人の死因の約半数はガンによるものらしい。二人に一人はガンで死ぬ。

 

僕と君が話をしているとすると、僕と君のどちらかはガンで死ぬ。 まあ、統計上はそうなっている。

 

そう考えると、ガンで死ぬ人たちの思いは人ごとではない。余命わずかとなった人たちの後悔から学ぶことは、私たちが一度だけの貴重な一生を送るためにも必要なことではないか。

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