« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月

2011年9月24日 (土)

161 人生3万日

中川翔子さんという芸能人がいます。

中川翔子さんは、学校に通っている頃、引きこもり(不登校)になってしまったことがあったそうです。

そんなとき、部屋でやっているインターネットで知り合った友人から「人生3万日しかないんだ」と言われたそうです。

その言葉に、「そうか、人生は3万日しかないんだ」「学校やいじめのことなんかで悩んでいる暇なんか無いんだ」「それより、好きなことをやるんだ」と吹っ切れたそうです。(※1)

3万日というのは、82歳まで生きたら、という話です。女性の平均寿命でしょう。

3万日と聞くよりも、一日一円ずつ貯金するとして、人生で3万円ためることができると考えた方が少し身近に感じるでしょうか。

私たちの残された中学校生活、あと5ヶ月ぐらいと考えると、150円分です。

3万円の中の150円。微々たるものかもしれません。うかうかすると、すぐに貯まってしまいますね。

それだけではありません。この150円はただの150円ではありません。

君たちのこれからの人生で大きな価値をもった150円です。

この150円を大切に使うためにはどうしたらいいでしょうか。

今、メジャーリーグで活躍している上原浩治選手(元巨人のエース)は、学校で部活をしているころ、よくやらされていたダッシュの繰り返しのトレーニングでも、「この一本、この一本を大切に」と考えて、他の選手はゴール手前で力を抜いて走るのに、上原選手はどんなときも最後まで全力で走りきったそうです。

上原選手は、練習の一本一本、毎日毎日の練習を、手を抜かずに大切に取り組んだということを積み重ねるとすごい自信が生まれてると話してます。

今日の1円を大切に使うことが、これから先の150円の価値を高めてくれるはずです。


(※1)つぎのサイトを参考にしました。「名言ナビ☆名言・格言辞典

2011年9月13日 (火)

160 修学旅行と桑田投手

修学旅行に生徒と一緒に行くたびに思うことがある。

ほんと、人間っていろいろ個性があるんだなあと思うのだ。たとえば、みんなでバスに乗っていて、バスガイドさんが車窓から見える風景について、いろいろと説明してくれたときのことだ。

「右手をご覧ください・・・」なんて説明が始まると、ある生徒は「へえ~」と興味深そうに車窓に見入っているし、ある生徒はお菓子を食べながら隣の生徒と話をしている。ある生徒はさっきから寝ている。

バスから降りて、班別自由行動をする時も、名所旧跡のそばに立っている説明の看板をしげしげと読んで、旧跡の姿を目に焼き付けようとするかのような生徒もいれば、旧跡なんか全く興味もないので、「次どこ行くの~?あ~、あそこにコンビニあるよ~」とうんざりした顔をしている生徒もいる。

目に映っているのは全く同じ風景なのに、こうも受け取り方が違うんだ。修学旅行に主体的に参加しているのと、修学旅行に「行かされている」の違いなのかな。
まあ、こういうのが個性だとは思うのだけど、四万円なり、五万円なり、決して安くない修学旅行代金を払っていることを思えば、どっちの生徒が得なのかは言うまでもないだろう。

さて、桑田真澄さんというジャイアンツで活躍した投手のことを知っているだろうか。PL学園の清原、桑田のKKコンビと言えば、大人で知らない人はいないだろう。

この桑田さん、決して身体は大きくないのだが、ピッチャーでありながら、甲子園で通算6本のホームランを打っている。あのゴジラ松井でさえ4本なのだからすごいと思うのだ。

桑田さんは、よく「叩き付けるバッティング」が奨励されているけど、その理論はおかしい言っている。

それに気づいたいきさつが本(※1)に書かれていて、私は興味深く読んだ。

PL学園の1年生の時。桑田さんたちピッチャー陣が、外野のフェンス付近をランニングで何往復もさせられていたときのこと。

グランドでは野手たちのフリーバッティングが行われていた。1年生の桑田さんは走りながらフリーバッティングの様子を見ていて、ピッチャーが投げる球もピッチングマシーンがはじき出す球も、ボールの軌道を真横から見れば、決して水平ではなく、上から下に投げおろされていることに気づいたのだ。

ならば、叩き付けるダウンスイングよりも、少しアッパースイングの方がバットでボールをとらえる確率は高くなるはずだ。桑田さんはそう考えた。

この気づきが甲子園で歴代2位の通算本塁打を打つ実績に結びついた。

これまで野手のフリーバッティングを横目にランニングをしたピッチャーは、それこそごまんといるだろう。

ほとんどの選手はただ、「あと何往復すれば終わり」などといったことを考えながら走っていたのだろう。

おそらく日頃から自分なりに考える習慣があったからだとは思うのだが、「走らされている」という気持ちでやっていると、こういうことにも気がつかないのだろうなあ。
――――――――――――――――――――
(※1)『野球道 (ちくま新書)』桑田 真澄 (著), 佐山 和夫 (著)

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

無料ブログはココログ