« 149 負けるときは不平・不満があるとき | トップページ | 151 君が今そうなのは、何%くらい君自身の責任? »

2011年5月29日 (日)

150 常に最悪の場面を想定する~長谷部選手の言葉から

このブログでも何度か紹介してきたサッカーの長谷部選手。

 

長谷部選手の人となりを伝えるものとして、評判を集めている一枚の写真がある。

 

著作権の問題から、その写真をここで載せることができないが、googleの画像検索で、その写真を掲載しているサイトを見つけた。

というサイトである。興味がある人はクリックしてみてください。

 

この写真は先のワールドカップの決勝トーナメント第1戦、パラグアイとの試合で、引き分けののままPK戦までもつれこみ、パラグアイの最後のキッカーがゴールを決めた直後の写真である。つまり、敗戦が決まった直後の写真なのである。

 

負けが決まって、くやしんだり、呆然としている選手たちの中で、一人だけ違う振る舞いをしているのが、長谷部選手だ。

 

ある記者が、長谷部選手にこう質問した。

 

「負けた瞬間なのに、すっと立ち上がって、GKの方に歩いています。しかも顔がすっきりしている。これはキャプテンだから切り替えられたのですか?それともある程度負けを覚悟していたのですか?」(※1)

 

長谷部選手はこの記者が言う理由を二つとも否定した。そして、こう語る。

 

僕は何が起こっても心が乱れないように、普段から常に「最悪の状況」を想定しておく習慣があるということだ。

 

たとえば、所属クラブや代表でレギュラーだったとしても、いつ外されるか分からない。だから、レギュラーから急に外されるという「最悪の状況」を前もって想定して、日頃から準備を進めている。

(中略)

だからこそ、大会中にもしベンチスタートになったら、自分に何ができるかも常に考えていた。これは「外されたらどうしよう?」と常にビクビクしているわけではなく、集団として戦うなかで自分ひとりの感情でチームを揺さぶらないようにしたいと思っていたからこそだ。(※2)

 

さすがというしかない。そして、明日から学校や職場で過ごす私や君たちにとっても、とても参考になり、勇気づけられる姿勢である。

――――――――――――――――――――

(※1)『心を整える。』(長谷部誠著)

(※2)同書

« 149 負けるときは不平・不満があるとき | トップページ | 151 君が今そうなのは、何%くらい君自身の責任? »

コメント

長谷部選手の「心を整える」を読んだ最初のページが「41 最悪を想定する」でした。ぜひ学級通信か道徳のネタにしたいと考えました。ネットで検索したらこのページがあったので,参考にさせていただきました。学級通信です。ありがとうございます。これからも読ませてください。励みになります。

温かいコメント、本当にありがとうございました。たまに、他の教師にも読んでもらうのですが、こうやって、知らない方からもコメントをいただけることは本当にうれしいです。なかなか更新できませんが、これからもよろしくお願いします。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1419883/40184525

この記事へのトラックバック一覧です: 150 常に最悪の場面を想定する~長谷部選手の言葉から:

« 149 負けるときは不平・不満があるとき | トップページ | 151 君が今そうなのは、何%くらい君自身の責任? »

無料ブログはココログ