« 148 自分の弱みを見せられる人ほど実は強い | トップページ | 150 常に最悪の場面を想定する~長谷部選手の言葉から »

2011年5月28日 (土)

149 負けるときは不平・不満があるとき

ボクシングの大橋秀行さんのことは以前、「099 私がチャンピオンになれた理由の一つが読書である」という記事で紹介したことがある。

 

大橋さんは、世界チャンピオンになるために、体重が増えるのを防ぐため、小学生の時から一日一食の生活を貫き(※1)、中学校の時には昼食を食べない大橋さんを見かねて、当時の担任の先生がボクシングジムに文句を言いに行ったというエピソードもある(※2)、すごい人である。

 

こんな大橋さんの選手人生も順風満帆ではなかった。

 

『人生の目的が見つかる魔法の杖』という本の中に、こんなことが書いてあった。

 

大橋会長も、自分の能力に絶望したことがあった。「若い頃は、ここぞという試合になると負けてしまった」と、意外なことをいわれた。高校2年でインターハイを制したものの、3年生では優勝できず、大学のときは肝心のオリンピック最終選考会で、勝てる相手に負けて出場できなかった。プロになってからも、大事な試合になるとなぜか負けてしまう。(※3)

 

大橋さんは、「なぜだ、なぜだ」と考え続け、ふと気づいたことがあった。

「負ける前はいつも監督とかジムの会長に対して不満を持っていたんです」

 

勝ち続けてくるとどうしてもうぬぼれが出て、自分の力で強くなってたとカン違いしてしまう。「何だよ、アイツ」とか、「教え方が悪いんだよ」と周囲に対して不平不満が出てきたところで負けている自分に気づいたのだ。

 

「負けるのは周囲がわるいんじゃない。自分が悪いんだと考え方をあらため、まわりに対して感謝を持って接するようになると、やっぱり自分が変わってきた」(※4)

 

大橋さんは、その結果、3度目の挑戦で世界チャンピオンになることができたのだ。山口良治先生(ドラマ『スクールウォーズ』のモデルになった人)の表現を借りれば、うまくいかない原因を周りのせいにするのをやめて、「自分に矢印を向ける」ことができないと、真の成長はないのだろう。これがなかなか難しいんだよなあ・・・。

――――――――――――――――――――

(※1)『人生の目的が見つかる魔法の杖』(西田文郎著)

(※2)Wikipedia「大橋秀行」

(※3)前掲書

(※4)前掲書

« 148 自分の弱みを見せられる人ほど実は強い | トップページ | 150 常に最悪の場面を想定する~長谷部選手の言葉から »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1419883/40170333

この記事へのトラックバック一覧です: 149 負けるときは不平・不満があるとき:

« 148 自分の弱みを見せられる人ほど実は強い | トップページ | 150 常に最悪の場面を想定する~長谷部選手の言葉から »

無料ブログはココログ