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2011年5月 8日 (日)

138 中国を訪問して

 青島から威海市までの二百七十キロの車窓の風景、二月にホームステイに来られた威海市の中学生たちとの再会、城里中学校の先生がたの笑顔、人なつこく優しい運転手さんとの出会い、私たちのお世話をしてくださった通訳さんのプロ根性あふれるお仕事ぶりなど、今回の訪中の一瞬一瞬がすべて貴重な思い出になりました。
 その数々の思い出の中でも、これからいつまでも私の心を温かくしてくれる風景があります。

 威海市を訪れて四日目の土曜日のことです。威海市で私たちを受け入れてくださったご家庭の方々が、私と日本の中学生たちを威海動物園に連れて行ってくださったことがありました。その時のことも思い出に残るのですが、威海動物園から帰ってきた夕方、夜までまだ時間があるので、威海市の方から「これから何がしたい?」と聞かれました。私は「買い物がしたい」と答えました。

 すると、威海市の男子中学生三人が私の買い物に付き添ってくれるというのです。中学生三人が私のカバンを持ってくれ、往来の激しい道路を渡るときには背中を優しく押してくれます。私が「パソコン売り場を見たい」というと、電気店に案内してくれ、店員さんに「日本から来たお客様がパソコンを見たいと言われています」と紹介してくれるのです。
 「中国の文房具をほしい」というと、あれこれと何軒も売り場を巡っては、一緒に探してくれます。「これを買いたい」というと、中学生たちが伝票を売り場から受け取り、レジまで走って、そして商品を私に渡してくれます(日本と買い物のシステムが違います)。

 「中国のDVD映画が買いたい」と言えば、今いる百貨店から出て、安そうな専門店まで連れて行ってくれました。私が「これを買おう」というと、三人とも一様にほっとしたような表情を浮かべます。

 のどが渇いただろうから、私が飲み物をおごるといっても、みんな遠慮するのです。自分たちだって、今日一日動物園で遊んできっと疲れているはずなのに。

 彼ら威海市の中学生たちが私をもてなそうとして一生懸命な様子が伝わってきて、申し訳ないような、それでいてすごく愛しいそんな気持ちにさせられました。

 今回の威海市の訪問期間を通じて、威海市の中学生たちが大人(年長者)に対して、言葉で表現しにくいのですが、ちょっと一歩ひいたような敬意を表してくれて、まるで昔の日本の子供たちを見るような懐かしさを感じました。

 今回引率教員として威海市に行かせていただき、様々な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。国際政策課の方々をはじめ、威海市の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。そして、学生時代に中国語を勉強して本当に良かったなあと思いました。(以下省略)

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