« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011年1月

2011年1月31日 (月)

117 出席者のレベルを見分ける方法

増永寛之さんという人が『仕事頭がよくなるアウトプット勉強法』という本の中で、次のようなことを書いていた。

増永さんは、学生たちに就職活動のセミナーの講師を務めることがあるそうだ。そのときに、あるところを見れば、そのセミナーを受けた学生のレベルが一瞬で分かるようになったそうだ。

それは、セミナーが終了した後の学生たちが使った机や机の周りがどうなっているのかを見ることである。増永さんのセミナーでは、問題を解いてもらうこともあり、当然消しゴムのカスなどが出るのだが、増永さんは次のように語っている。

大変優秀な参加者たちだったと感じたセミナーのあとの机の上には、消しカスはほとんどありません。ティッシュに包んで捨てるなど、みんなちゃんと片付けてから帰ります。そして、失礼ながら「期待したレベルではなかったな」というセミナーのあとには、驚くほど、ぶわっと消しカスがのこっているのです。(中略)「セミナー会場では放置するけれど、顧客のところでは片付ける」と当人たちは思っているかもしれませんが、人間はそんなに器用にできていません。

さて、このクラスの放課後の教室の机周りと後ろのロッカーの様子。なんとなく増永さんが言っていることが分かるような・・・・。

2011年1月30日 (日)

116 スポーツの世界に比べたら、実社会で成功するなんて・・・

昨日の夜(正確には今日)は、アジアカップの決勝を見ていた。本当にうれしかったなあ。

戦う前から、オーストラリアの選手との体格差などを懸念する声も多く、私のような素人にもテレビの画像からそれが伝わって、ハラハラしながら観戦したけど、勝ってよかった。

テレビを見ながら、ふと、「日本中にサッカーをやっている少年、青年は無数にいるけど、その中で一番うまい人たちが、今、こうやって戦っているんだなあ」と(当たり前のことだけど)思ってしまった。

そういえば、数年前、日本代表のサッカーを「決定力不足」と指摘する声が盛んにあった。

「集中力、精神力が足りない」とか「勝負強さがない」という表現も随所に見られた。

私もかつてはそんな声にうなづく一人だった。しかし、西田文郎さんの本を読んで、考え直した。

西田さんは、著名なメンタルトレーナーで、これまで何人もの一流選手の指導をしてきた。北京オリンピックでも女子ソフトボールチームを指導し、金メダルに導いた人だ。

西田さんは何冊もの著作を書いているが、その中でよく出てくる表現が、「スポーツの世界で成功することに比べれば、実社会で成功するなんて、本当に簡単だ」というような言葉だ。

西田さんはよく次のようなことを本に書いている。

たとえば、サッカーでも野球でも、私がテレビの前で寝転がって中継を見ているとする。

そして、私が「なんだよ~、精神力が足りないんだよ」「プレッシャーに弱いなあ~」と思ったり、つぶやいたとする。

しかし、そこにいる選手たちは、私には想像もできないくらい厳しい練習や戦いを経て、今テレビで放送されるまでになったのだ。

テレビの前でごろ~んと転がっている私よりも、はるかに高い目標意識や精神力や集中力をもっているはずだ。

そう考えると、昨日の激戦の結果、もし日本が負けていても、「お疲れ様でした」としか言えないような気がした。

2011年1月29日 (土)

115 私の小学校、中学校時代の通知表所見

私は本当にできの悪い小学生、中学生だった。下の画像は、上が中学校1年生、下が小学校3年生の時の私の担任の先生が書いた通知表の所見欄である。次のようなことが書かれている。

「とても明るく元気な一年間でしたね。成績はちょっと不振ですが、○○君の実力ならばんかいは簡単だと思いますがどうでしょうか?」

「節度と落ち着きを欠く動作がめだちます。他人に迷惑をかけないように心がけさせましょう。」「だいぶ社会性がでてきましたが、授業中の態度できままな発言や行動をとられることがまだなおりきりません。」「授業中の態度が気ままで節度を欠くようです。整理整頓に気をつけさせましょう」

本当に先生方に迷惑をかけた。今、お世話になった先生方とお会いできるのなら、一人ひとりに感謝とお詫びをして回りたいと思っている。

Photo

2

2011年1月28日 (金)

114 目標を紙に書くとお金持ちになる?

昨日は、斉藤一人さんが教えてくれた「お金持ちになる五つの条件」について書いた。これがどうも信じられない人に別の方法を教えましょう。

『ツキの絶対法則』(内藤誼人 著)の中に書いてあったことだ。

1953年、アメリカのエール大学の調査である。卒業生に「あなたは、自分の夢と目標がありますか?また、それを紙に書いていますか?計画を立てていますか?」と質問した。

結果は、目標があり、それを紙に書き、目標をかなえるための計画を立てている人は、わずか3パーセントだった。

20年後、この調査に答えた人たちを追跡調査したところ、調査に答えた人たちの総資産のうち、97パーセントを、上記の3パーセントの卒業生が稼ぎ出していた、ということだ。図にすればこんな感じになる。
024

そういえば、メジャーリーガーの松坂大輔さんが次のようなことを述べている。

「目標がその日その日を支配する。この教えを胸に、僕は新たな道を切り開きます。」

目標を紙に書いて、目標をかなえるための道筋を考えている人になると、きっとその目標がいつも頭の中にあるのだろう。そして、目標をかなえるためには、「今日という一日に何をしなければならない」かがきまる。

そんな人だったら、お金持ちになるだろうなあ。


2011年1月27日 (木)

113 お金持ちになるための条件

君はお金持ちになりたいと思ったことはないか?ほとんどの人がなりたいと思うだろう。

私も「宝くじで1等が当たったら何をする?」とよく想像で考えることもある。しかし、あとでむなしくなってしまうのがオチである。

「ジャンボ宝くじ」で1等が当たる確率は、サイコロを転がして10回連続同じ数字が出る確率と同じぐらいだそうだ。サイコロを一日中振っても10回連続なんて無理だよなあ。当たるわけがないと思ってしまう。

さて、今日紹介する人は、「斎藤一人」という人。この人は、健康食品などの販売会社の社長で、自分の力で、財産をきづきあげた人である。この人の書いた本は書店で話題の本として取り上げられることもある。

斉藤一人さんは、大変なお金持ちである。毎年、お金を稼いで税金をたくさん納めた人が新聞などで発表されるけど、斉藤さんは12年間連続して日本の10位に入ったほどの人である。
 
この斎藤さんという人が、「お金持ちになるための五つの条件」というものを書いていた。これができれば、私も君たちも、億万長者になれるというのだ。いったい、どんな条件だろう。私の秘密にしておこうかと思ったけど、君たちのために、ここで教えてあげる。他の人たちにはないしょにして、僕たちだけ億万長者になろうね。
 
さて、億万長者になるための五つの条件とは・・・

①名前を呼ばれたら返事をする。
②人に会ったらあいさつをする。
③靴や机をちゃんとしまう。
④ねくらないい方(マイナス思考の発言)をしない。
⑤一円を大切にする。

は?なんじゃこりゃ・・・。これができればお金持ち?でも、どれも大切なものばかり。特に④がなかなかできない。先生に叱られたときに、「なんで、オレだけ?他の人だってやってるじゃん」と考えるのはダメなのである。「よかった、叱られて。叱られるということは期待されている証拠だ。」と考えよう、ということである。また、⑤も大切なこと。ついつい無駄遣いをしてしまい、一円を大切にしていないということは、私も多々ある。そういう人ほどお金がたまらない。みんなも気をつけよう。

それにしても、こんなことがお金持ちになるための条件になるなんて、少し不思議な気持ちだ。それだけこの五つを実行するのは難しいということなのだろうか。

そういえば、落合博満中日ドラゴンズ監督が、新聞記者に「名選手になるための秘訣(ひけつ)は何ですか」と聞かれたときの答を思い出した。それは、「当たり前のことを当たり前にすることです」という言葉だった。斉藤さんが教えてくれた「お金持ちになるための五つの条件」とどこか共通しているところがあるなあ。

2011年1月26日 (水)

112 人の人生は思ったとおりになる?

私たちの県には大谷康彦さんという、主にラジオで活躍されているパーソナリティの方がおられます。その方が書かれた文章で、心に残ったので書き留めておいた文章があります。今となっては、何という書籍に書かれていたのかが分からなくなってしまいましたが次に紹介します。

僕は、人の人生は必ず思ったとおりになる、と信じています。こんなことを言うと、ほとんどの人が、「そんなに自分の思い通りになるわけがないじゃないか」と言い返すでしょうが、「思い通りになるはずがない」と思って送る人生がやっぱり思い通りにならなかったとしたら、それはまさに「思い通り」なのです。

本当だなあ、と思いませんか?

2011年1月25日 (火)

111 ガネーシャの課題に学ぶ

大ベストセラーになって、ドラマ化された小説『夢をかなえるゾウ』(※1)は読んだことがあるだろうか。私も楽しく読みました。

ある青年がひょんなことから有名人のパーティチケットを手に入れ、パーティに行ったのはいいけど、そこであまりにも場違いな自分に打ちのめされたような劣等感を感じ、失意の中で眠りにつくと、翌朝、怪しげな神様ガネーシャが現れて、青年を成功に導くまでの指南役をするというお話だ。

ガネーシャが、青年を成功させるために、青年に最初に出した課題は、「靴を磨く」ということ。青年がそれができるようになったら、ガネーシャは、「コンビニでお釣りを募金すること」というように、ちょっと努力すればできる課題を青年に与え続けた。そして、最後は青年は成功者となっていくわけだ。

このように、いきなり大きな目標にチャレンジするのではなく、自分にできることを一つずつ達成することによって、最終的に大きな目標を達成できるという話は以前私も書いたことがある。003 「ほんの小さなこと」から始めようという記事で、ある「引きこもり」になってしまった青年が、「トイレのスリッパをきちんとそろえる」という目標からスタートして、それから優秀なセールスマンになり、婚約までしてしまった、という話を紹介した。

『おこらない技術』(※2)の著者である嶋津さんは、かつて自分に自信がもてなかった。高校受験に失敗し、行きたくなかった私立高校に通うことになった。大学受験でもあこがれの慶応大学に進むことはできなかった。就職も希望する職種には就けなかった。

目標がことごとく達成できなかった嶋津さんは、「目標達成」に対するコンプレックスを持つようになった。

社会人になった嶋津さんは、あるとき目標を決めて、それをやり遂げるという達成感を味わいたいと思うようになった。

そこで、始めたのが低い目標を立てること。たとえば、「脱いだ靴をそろえる」「新聞を読んだら元に戻す」などだ。ちょっとがんばればできるような目標を立てて、それを実現させる。そのようにして今の自分を作り上げたのだ。

嶋津さんは、同じように小さなことから始めた知り合いのことも書いている。

その知り合いは、「靴をそろえる」「上着はハンガーにかける」「新聞を読む」の三つの目標を設定し、実行に移した。そして、その三つはすぐにできるようになったので、次は「昼休みを有効に使いたい」と考えた。いつもは昼休みは同僚と無駄話をしたり、マンガを読んで過ごしていた時間を英会話の勉強に使うようになった。結局、英会話もできるようになり、会社の取締役にまでなったということだ。

このように小さな成功体験を積み重ねることは、大変有効なことなのである。脳科学者の茂木さんも次のようにのべている。

小さな成功体験を積み重ねることは、脳をパワーアップさせるもっとも有効な方法である。脳が成長するための唯一のメカニズムといっても過言ではない。(※3)

私たちも、自分に自信がなくなったとき、いきなり大きな目標を定めるのではなく、小さなことから何かを始めてみてはどうだろうか。

私はさっそく、夜のうちに、「明日着ていく服を出す」「もっていくものを玄関においておく」などに取り組んでみようと思う。
――――――――――――――――――――
(※1)『夢をかなえるゾウ』水野敬也(著)
(※2)『怒らない技術』嶋津良智(著)
(※3)『プロフェッショナルたちの脳活用法』茂木健一郎(著)NHK「プロフェッショナル」制作班(著)

2011年1月24日 (月)

110 「お母さんのために」で、学年1位

中村文昭さんという人が書いた『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!』という本に次のような話が紹介されていた。

ある少女がいた。

その少女は塾にも行かず、家庭教師にもつかず、学年一の成績をとっていた。

かといって、その少女がもともと優秀だったわけではない。それに、塾に行ったり、家庭教師についたり、市販の教材をやったりしているわけではない。
 
あることをして、学年1位になったのだ。

それは、今日習った勉強を、家でお母さんに全部教えてあげるというのだ。今度は少女が先生の役になって。

というのは、その少女のお母さんは、経済的な事情で勉強ができなかった。つまり、満足に学校に通えていなかったそうだ。そこで、少女が「私がお母さんに教えてあげる」と、その日に習った授業の内容を全部お母さんに教えていた。

お母さんに対する思いがつまった、いい話だとは思うのだが、それとは別に勉強の方法について考えさせてくれる話である。

それは、「人は教えることで自分も成長する」ということだ。

勉強の方法として、自分が先生役をしてほかの人に説明するというのは、すごく自分の力になる方法だ。以前、「103 一番記憶に残る勉強方法は次のうちのどれだと思う?」 という記事の中でも書いたことだ。

また、もう一つ大切なこともある。この少女のやったことには、「お母さんのために」という要素が加わっている。
 
人は「だれかのために」と考えたとき、使命感が生まれ、大きな力を発揮するのだ。このことについては、また改めて書きたい。

2011年1月23日 (日)

109 不器用で良かった。

小野二郎さんというすし職人がいる。小野さんは、ミシュランのガイドブックがアジアで初めて出版されたときに、最高の三つ星評価を得た一流のすし職人である。そこまでの技術をもつ小野さんであるが、自分のことを「手先が不器用」だと評している。

小野さんはこう語る。 「人の何倍も練習して、ここまでできるようになったんです。不器用だから人よりも余分に考える。みんなが1を考えるところを、3も4も考えるわけです。だから、かえって考えが深くなっていくのではないかと思いますね。「おれは不器用でダメだ」と思ってしまったらおわりですけど、「不器用だから、もうちょっと考えてみよう」というふうにすれば、かえっていい結果が出てくるのではないでしょうか。(※1)

勇気が出てくる言葉である。次に、森下洋子さんというバレリーナの言葉を紹介する。森下さんは「日本を代表する不世出のプリマバレリーナと称される」(※2)人である。

バレエをはじめたのは、3歳のころ、体が弱くて医者から「何か運動をさせなさい」といわれたことがきっかけ。ちょうど家の前の幼稚園でバレエ教室が開かれていてバレエと出会った。(中略)小さい頃から不器用でステップも一番出来なかったが、何回も稽古をすれば出来るようになるというのが分かり、人よりも多く稽古をした。(※3)

森下さんも次のような言葉を述べている。

私にとってよかったことは、自分が不器用だったことです。器用な人が一回で済むところを何回もやる。(※4)

小野さんにしても、森下さんにしても、世界的な評価を得ている人たちが、「自分には素質がない、それがプラスにはたらいた」と考えているのである。

ところで、森下さんのことをネットで調べていたら、森下さんの次のような言葉も見つけた。

私は毎日、二時間のレッスンをやっています。 これは、私の舞台を支えている大事なレッスンですので、 一日基本レッスンを怠ると自分の身体が不調になるのがわかります。 二日怠るとパートナーにわかります。そして、三日怠ると多くの人にわかります。(※5)

一昨日書いた「107 日曜日は歯を磨かない?」の中で、同じくバレリーナ熊川哲也さんも同じことを言っていたことを思いだしてくれると思う。
――――――――――――――――――――
(※1)『プロフェッショナルたちの脳活用法』 茂木健一郎 (著) NHK「プロフェッショナル」制作班 (著)
(※2)Wikipedia「森下洋子」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E4%B8%8B%E6%B4%8B%E5%AD%90
(※3)同
(※4)「SHIN-GEN-SAI 【箴・言・彩】」http://blog.goo.ne.jp/coo623)
(※5)「世界の名言・癒しの言葉・ジョーク」http://becom-net.com/wise/morisitayouko.shtml

2011年1月22日 (土)

108 自分の日記が世界で最高におもしろい書物

ある人が本の中で、「自分の日記が世界で最高におもしろい書物」ということを書いていた。「そんなものかなあ」とあまり納得していなかった。

ところが、先日、私の両親が私が小学校1年生からつけている日記を見つけ出してくれた。読んでみると、これがすごくおもしろい。一番最初の日記帳は新幹線ひかり号の表紙。定価30円というところに時代を感じる。

君たちも、今毎日書いて提出している「生活ノート」、これから先も書いてください。そして、ぜひ大切に保存していてください。最高の財産になります。
031

0312

2011年1月21日 (金)

107 日曜日は歯を磨かない?

日曜日は歯を磨かないという人はいるだろうか。あまりいないと思う。日曜日だからお風呂に入らないという人もあまりいないのではないかと思う。

寝る前に(食後?)歯を磨かないと落ち着かないと思う人が多いだろう。ここに勉強でも練習でも鍛錬でも、何かを始めて、それが「習慣」になるかどうかの秘訣がある。

私はそんな経験はないのだが、毎日走っている人は走らないと「落ち着かない」という。実は私の息子は、中学校で野球部に入っているのだが、家の前の公園で夜自分でトレーニングをすることを始めてからそろそろ1ヶ月になろうとしている。大晦日や元旦もやっていた。その息子は、最近「トレーニングしないと落ち着かない」というようになってきた。こうなると、おそらく、これから先も続けることが期待できる。

私は土曜日とか日曜日、などといろいろ理由をつけて休まないことが続けるためにのコツだと思っている。熊川哲也さんというバレーダンサーは、テレビ番組(「情熱大陸」)で次のように語っていた。

一日休めば 自分がわかる。二日休めば 仲間にさとられ、三日休めば 観客に伝わる。

そういえば、このブログでも以前、ジャイアンツの若手選手が、キャンプ中の週末に飲みに出かけて、宿舎に帰ってきたら、夜の素振りを終えたばかりの松井秀喜選手と出くわしたという話も紹介した。

「毎日する」と決める。例外の日を作らない。よし!

2011年1月20日 (木)

106 先延ばし病

私は小さいときから、「先延ばし病」にかかっている。今も治療中である。

先延ばし病とは、何かしなければならない仕事があるのに、ぐずぐずとそれに取りかからず、締め切り日の前の日になって、嫌々ながらあわてて取り組むのが常である、という症状を引き起こす。

学生時代のテスト勉強もそうだった。金曜日の夜は、「土曜日と日曜日があるから、今勉強しなくてもいいや」と思いながら遊ぶのだが、そういうときはきまって土曜日も日曜日も満足に勉強しなかった。

今だってそうである。しなければならないことがあっても、「明日があるからいいや」と思ってしまう。

そして明日になると、何か別の急な仕事が入ってきて、「暇な昨日のうちにやっておけば、今かなり楽になったのにな」と後悔することが多かった。

『とにかく短時間で仕事をする!コツ』という本の中に、こんな言葉がある。耳が痛いなあ、あ、目が痛いか・・。

あらためて肝に銘じてほしいのが、「今日やりたくない仕事が、明日、来週、来月にやりたくなることはない!」ということです。今イヤなことは、明日でも明後日でもそうなのです。というより、先延ばしにすればするほどイヤになるものです。しかもそれは「やらなくてはいけない」仕事です。「嫌いだからやりません」「面倒だからやめました」とはいきません。(※1)

そうなんだよなあ。明日になれば「仕事を(勉強を)したくなる自分」っているはずないのに、「明日があるから」と思ってしまうんだよなあ。

そんな自分に、少しは励みになる言葉を見つけた。

それは児玉光雄さんが書いた『イチロー式集中力』という本の中にある。(※2)

イチローはこう語ったそうである。

嫌いなことをやれと言われてやる能力は、後で必ず生きてきます。

児玉さんは、イチローがたとえやらなくてもいいことでも、あえて嫌いなことをやると述べている。

よし、これだ。自分を鍛えるために、「あえて嫌いなことをやる」という自分を目指そう。

まあ、無理かもしれないけど。
――――――――――――――――――――
(※1)『とにかく短時間で仕事をする!コツ』松本 幸夫 (著)

2011年1月19日 (水)

105 「握手」の起源を知っていますか?

「握手」って、もちろん今までにしたことはあるけど、何か特別な感じがするよね。僕たちからしてみれば、自分から握手するために手を差し出すことって、日常生活ではあまりない。何か儀式的な改まった動作という感じがする。

「ウィキペディア」で調べてみたら、握手とは、人と人が出会ったとき、お互いに手のひらを相手に見せて、手に武器を持っていないこと示す動作に起源があるということだ。もともとはイスラムの習慣からきたものだという。(※1)

そうかあ、握手は日本には本来なかった習慣なのだ。いかにも、民族同士の戦いが絶えなかったヨーロッパ社会で生まれた習慣なのだなあ、と思ってしまう。

なぜこんなことを書いたのかというと、昨日(2011年1月18日)の読売新聞で、鳥越俊太郎さんの、次の言葉を読んだからだ。鳥越さんは、「教育トークセッションin福岡」を伝える記事の中で次のように述べている。

列車に何時間も隣り合わせに座り、ひと言も言葉を交わさなくても平気な日本と、隣席の人が自己紹介し「私は安全な人間」とアピールし、すぐに握手を求めてくるアメリカとの違いを理解しなければならない。

え~・・。私も電車で隣に座った人と話をしなくても平気、というより話をする方が抵抗がある。逆に、話しかけられると、「うっ、なんやこのおっさん」と隣の人に警戒心を抱いてしまう。

しかし、隣に座って黙っている方が、逆に相手に警戒感を与えることになるという国の方が、圧倒的に多数であると鳥越さんは教えてくれた。

私はもう決して若くなくない。しかし、これからの日本は必ず今よりもっと外国の方と接する機会は多くなるだろう。そして「人見知りだから」が免罪符にならないことも増えるに違いない。もっと外に目を向けないと・・。
――――――――――――――――――――
(※1)ウィキペディア「握手」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8F%A1%E6%89%8B

2011年1月18日 (火)

104 「フリ」をしてみませんか?

私たちは、まず感情があって、そしてその感情に応じた行動を取ることが多い。腹が立ったから机を蹴ってしまった、とか。

でも、こんなことをいった人もいる。

「我々は楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」と。

これは名言である。

このように、まず行動があって、その行動にあった感情が生まれてくることは、私たちもよく経験することだ。たとえば、風邪をひいたりして、「今日は仕事(学校)に行っても、途中で早退することになるかも」と思っていても、いざ仕事(学校生活)を始めてしまうと、気分がしゃきんとしてきて、結局最後までがんばれたということもあるだろう。

そう考えれば、「なりたい自分」というものがあれば、「そうなっている自分」のフリをすればいいのだ。

以前、このブログでも阪神のピッチャーの下柳投手が、マウンド上で喜怒哀楽を出さないようにしたら集中力が持続して、その結果、勝ち星が続くようになったということを紹介した。

実は、メジャーリーガーの一流の選手はみんなマウンドでは無表情だという(※1)
例えば、レッド・ソックスで投手として活躍している松坂大輔選手は、マウンド上で喜怒哀楽を出さずに、ポーカーフェイスを保っている。これも表情を無表情にすることで、感情を完全にコントロールしているというのだ。(※2)喜怒哀楽を出さない自分を演じることによって、本当に冷静さを失わないことが可能になるのだろう。

私たちも、何か「フリ」をしてみないか?いつもニコニコしていてみんなが話しやすい自分、つらいことがあっても決して負けない自分。理想の姿をまず決めて、それが本当であるかのような「フリ」をしてみるのだ。そうすると、「フリ」につられて、心も「本物」になってくる。

そういえば、これも誰が言ったかわからなくなってしまったが、こんなことを言った人もいる。

「私たちは幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せなのだ」と。
――――――――――――――――――――
(※1)『怒らない技術』嶋津良智(著)
(※2)同書

2011年1月17日 (月)

103 一番記憶に残る勉強方法は次のうちのどれだと思う?

私たちが学ぶ方法には、いろいろな方法がある。学習方法と実際に学んだことがどれだけ記憶に残っているかを調べた研究がある(※1)。例えば、次にあげた学習方法の中で、どれが一番学んだことが記憶に残る方法だろうか。ちょっと考えてごらん。

①学習内容を耳で聞いたとき
②学習内容を目で見たとき
③学習内容を耳で聞いて、目でも見たとき
④学習内容について話し合いをもったとき
⑤学習内容を体験したとき

君たちはもう察しがついたかもしれないが、後にあげたものほど記憶に残りやすい。もっと詳しく説明してみよう。

君たちにあまりなじみのないスポーツである「カーリングのルール」を学習すると仮定してみる。

①の「聞いたとき」というのは、カーリングのルールについて、先生がしゃべるのを聞いているだけなのである。これでは10パーセントしか記憶に残らないというのだ。

②の「見たとき」は、カーリングのルールについて説明した映像を見るだけである。これも15パーセントしか記憶に残らない。

③の「見て聞いたとき」は、映像を見ながら先生が説明もしてくれるのだ。これは20パーセントになる。

④の「話し合ったとき」は、グループで話し合いながらカーリングのルールについて学ぶ方法である。これはちょと上がって40パーセントになる。

⑤の「体験したとき」とは、カーリングという競技を実際にやってみるのである。そうするとルールが記憶に残っている量は、ドンと跳ね上がって80パーセントになるそうだ。まあ考えてみると、実際にゲームをすればルールを覚えるということに異議のある人はいないだろう。

ところが、⑤の自分で実際に体験してみることよりも、もっと記憶に残る方法があるのだという。それは何だと思う?

それは「人に教えること」なのだ。この方法だとなんと90パーセントも記憶にとどまるのだという。もし君がカーリングのルールを、今度は後輩に教える役目を果たすと考えたらどうだろう。後輩に教え終わった後は、ほとんどルールを覚えているはずだ。

私たちの中学校では、これから先「学び合い」で学習する時間がどんどん増える。

授業中に友だちが分からないところを自分が教えてあげる、という機会が多くなるだろう。教えてあげるのは、友だちのためにやっていることではある。しかし、それはまた自分のためにもなるのである。
――――――――――――――――――――
(※1)『効果10倍の<学び>の技法』吉田新一郎(著)岩瀬直樹(著)

2011年1月16日 (日)

102 年がら年中、そのことばかりを考えていただけです。

ニュートンが万有引力の法則を発見した、ということはみんなも知っていると思う。

ニュートンが、リンゴの実が木から落ちるのを見て、ニュートンは万有引力を発見した、というのが定説になっている。

しかし、ニュートンは、「あなたはなぜ、万有引力の法則を発見できたのですか?」と聞かれたときには、ニュートンはこう答えている。

「年がら年中、そのことばかりを考えていたからです」と。(※1)

つまり、リンゴが落ちるのを見てから万有引力の問題を考え始めたのではない。ニュートンは、この問題をずっと考え続けていて、解決の一歩手前まで来ていたのだ(※2)。

そんなとき、たまたまリンゴが落ちるのを見たのがきっかけになって、大発見につながっていったのだ。

だから、別にリンゴでなくても良かった。とにかく物が下に落ちるのを見ても、同じ発見をしたであろう(※3)。

どんな困難な問題でも、一生懸命に考え続ければ、何かのきっかけで、解決の道筋がつかめることが、きっとあると思う。
――――――――――――――――――――
(※1)『勉強のススメ』石井貴士(著)
(※2)『「超」発想法』野口悠紀雄(著)
(※3)同書

2011年1月15日 (土)

101 言葉にしないと絶対に分からない

勝間和代という人が「相手が読心術を持つエスパーでないかぎり、あなたが言葉を使って言わなければ、絶対わからない。」と述べていたが、このことが実感できる遊びがある。

何かの歌のメロディーを頭の中で歌いながら、メロディーにあわせて指でトントンとテーブルをたたく。

だれかに、「この歌、何の歌かわかる?」と尋ねてみるのだ。

やってみたらわかると思うが、まず当たらないだろう。きっととんちんかんな答が返ってくることだろう。こっちは頭の中で一生懸命歌を歌いながらテーブルをたたいているのに。

この遊びから、ごく当たり前だけど、普段あまり意識しない一つのことが思い知らされる。

それは、人は、他人が頭で考えていることは分からないということだ。

思っているだけでは、気持ちは伝わらない。他人は、私の行動や言葉でしか判断できないのだ。言葉や行動で表さないで、「私の気持ちを察して」と思うのは甘えである。
――――――――――――――――――――
※この記事は『選択の科学』(シーナ・アイエンガー著)に書かれているエピソードを参考に書きました。

2011年1月14日 (金)

100 イチローはスポーツ新聞を読まない

『イチローの哲学~一流選手は何を考え、何をしているのか』(※1)の中に「へえ~、そうなんだ」と思うことがあった。

イチロー選手はスポーツ新聞を読まないそうだ。

著者の奥村さんによると、プロ野球選手は自分が出た試合の翌日のスポーツ新聞を好んで読んでいるそうだ。

これはよくわかる。想像の世界でしかないが、私も選手だったらきっと読むだろう。特に、自分が活躍した翌日のスポーツ新聞は自分できっとスクラップするに違いない。

イチローは、どんなに自分の活躍を讃えている記事であっても、決して読まないそうだ。

奥村さんはその理由を、記事を読むことによって自分の心が揺れるの避けるためだと述べている。
新聞記事を気にするということは、他人の評価を気にするということだ。

以前、011 「昨日の自分」と比較するという記事の中で、次のようなことを紹介した。

人の評価を期待すると、「結果」ばかりを追い求めるようになり、プロセスを重視しなくなる。そのため、かえって「結果」に波が出てしまうことになる、と。

イチローのように、自分の中に評価の軸が確立していて、他人からの評価に一喜一憂しない人になりたいものだ。

そういえばイチローは、「もし腹が出てきたら野球をやめる」とも語っている(※2)。自己イメージを大切にしている人でもあるのだ。
――――――――――――――――――――

(※1)『イチローの哲学~一流選手は何を考え、何をしているのか』 奥村 幸治 (著)
(※2)『コンサルタントの習慣術~頭を鍛える「仕組み」をつくれ』 野口 吉昭 (著)

2011年1月13日 (木)

099 私がチャンピオンになれた理由の一つが読書である。

「私がチャンピオンになれた理由の一つが読書である。」

こんなことを語ったボクシングの元世界チャンピオンがいる。

そういえば以前、「人類史上最強」の呼び声が高いレスリング界の怪物、カレリンという人の、「読書が必要だ」という言葉を紹介したことがある。(その記事はこちら

その元ボクシング世界チャンピオンとは大橋秀行という人である。

この人は大変な努力と明確な意志を持った人であり、子供のときから、ボクシングの軽量級のチャンピオンになることを目標としており、小学校の時から体があまり大きくならないように給食を抜いていた、という逸話もある人である。
 
「私がチャンピオンになれた理由の一つが読書である。」と言う言葉は、大橋さんが何かのパーティに出席したときに、同席していた人に語った言葉だそうだ。(※1)
 
読書。今、書店で本を手にとってみると、ほとんどが1000円から2000円の間であろう。正直高い。

でも、ある人が書物の中で言っていた。「本代ほど安いものはない。著者の人が人生の中で何年も何十年もかけて研究したり、経験したりしたことが、読者の私たちは、たった1000円そこら出すだけで、それを追体験できるのだ。」と。

本当にそうだと思う。
――――――――――――――――――――
(※1)すみません、なんという本から得た情報かということがわからなくなりました。わかりしだい、ここに出典を書きます。

2011年1月12日 (水)

098 問題集はこう使えば良かったんだ

問題集はこう使えば良かったんだ・・・。私も中学校時代にこの方法を知っていたらなあ・・・。

向山洋一さんが書いた『塾だけでは実力がつかない向山式中学生の家庭学習法』という本の中に、問題集の効果的な使い方が書かれていた。それはどんなものかを今から紹介したい。

まず、そんなに厚くない問題集を選ぶ。

そして、問題を解いていくのだが、答合わせをして、合っていれば下の図のように斜線で問題番号を消す。

1_6

間違っていれば、下の図のようにチェックを入れる。

1_7
これで終わりではない。向山さんは次のように言う。

問題集を一生懸命やって、勉強をしたつもりにはなるが、実のところ「できた」「できなかった」の区分けをしたにすぎない。

極端に言えば、ここまでのことなら、問題集をとかなくても「できる」ものはできたし「できない」ものはできなかったのである。

問題はここからなのだ。(※1)

向山さんは同じ問題集を繰り返すことを強調する。「できなかった」問題を「できる」ようにすることが勉強だというのだ。

ただし、2回目は前回間違えた問題、つまりチェックを入れた問題だけをする。

2回目に正解できたら、問題番号を斜線で消す。2回目で正解した問題は下の図のようになるはずだ。

2

2回目も間違えた問題は下の図のようになる。

2_2

2回目が終わったら、3回目をする。当然、2回とも間違えた問題だけをすればよい。

3回目も間違えたら次のようになる。

3

そして、4回目に取りかかる。

難関高等学校をめざしていた向山さんは、受験勉強のために9教科、9冊の問題集を準備したそうだ。そして、9冊の問題集の1回目が終わるまでに2ヶ月ちょっとかかったそうだ。しかし、2回目は3週間で終わったそうだ。3回目は1週間で済み、4回目はなんと3日で終わったそうだ。

こういう方法で、問題集をマスターした向山さんは次のように述べる。

この問題集に出ていることなら、どこが出てもすべてできるという自信があった。
この自信は大きかった。

それ以後、どんな問題を見ても「できるはずだ」とおもうようになったのである。(※2)

このあと、成績が急上昇したそうである。

-------------------------------------------------

(※1)『塾だけでは実力がつかない向山式中学生の家庭学習法』(主婦の友社)

(※2)同書

2011年1月11日 (火)

097 続けるための私の工夫

「あ~あ、続けていればなあ。今頃は・・・。」と後悔することを、私は人の何倍も経験したと思っている。

何事でもきちんと続けたためしがない。部活も、通信講座も・・。今思い出したら、自己嫌悪になってしまうのでやめておく。

でも、最近はなんだか続けられるようになっている。この年にして。

そのための工夫の一つがこのノート。これは筋トレの記録である。トレーニングジムに行ったら、何をしたかを書いてきた。

Photo

ノートが一冊終わったので、二冊目を貼り付けている。ページをめくってみると、この夏、猛暑の中でがんばったという実感も沸いてくる。

自分がやってきたことが蓄積されていることが実感できる手だてを考えることが、続けることの秘訣かなあと思う。

昨日紹介した「096 塗りつぶし予定表」でも、自分がやったところを塗りつぶすことが、達成感を生むのではないだろうか。

2011年1月10日 (月)

096 塗りつぶし予定表

※この記事は、後藤 武士(著)『最短期間で成績を上げる 最強最後の学習法』(宝島社)で書かれていた内容を元に書きました。
――――――――――――――――――――
君たちは定期テストの1週間前などにテスト勉強の計画を立てると思う。

おそらく多くの人は次のような計画を立てるだろう。

 7時00分~英語
 8時00分~数学
 9時00分~社会

しかし、特に私のような意志も弱く、だらしない者には、こういう予定を立ててもうまくいったためしがない。勉強する時刻を決めていても、急な用事などでできないことはある。私の場合は、気分が乗らずにぐずぐずしていることが多かったが。

また、たとえ7時00分から英語の勉強を始めたとしても、思ったよりも進まず、次の数学の時間にくいこんでしまうこともあるだろう。

そこで、今日は新しいテスト勉強の予定の立て方を紹介する。後藤武士さんが書いた『最短期間で成績を上げる 最強最後の学習法』という本の中で書かれていた方法だ。

後藤さんは「塗りつぶし予定表」と作ろうと呼びかけている。「塗りつぶし予定表」の例をあげると下の画像のようなものだ。私の過去の生徒の予定表を2枚紹介するので、クリックして拡大してみてほしい。

052

056

まず、テスト勉強として、何をしなければならないかを考え、ひとまとまりごとにどんどんマス目に書いていく。このひとまとまりの区切り方は人それぞれやりやすい方法で区切っていい。勉強内容を書かないで、「ワークp12」「ワークp13」という書き方でもいいと思う。ひとまとまりが、だいたい15分から、時間がかかっても1時間で終わるのがいいのではないかと思う。

で、ここからが重要。

実際に、テスト勉強を始めたら、終わったマス目を「/」(斜線)で消していくのだ。

1回目でバッチリということにはならないだろう。そこで、2回目の勉強もする。2回目もすんだらもう一度斜線を入れて、「×」にしていくのだ。後藤さんは、3回目もやり終わったらマス目そのものを塗りつぶすことをすすめている。

この方法がすぐれているところは、しなければならないことが一目でわかるということ。そして、あとどれだけやるべきことが残っているかということも感覚的につかめる。

要は、一日何時間勉強したかということは、意味がないということだ。自分がすべきことをすべて書き出してみて、どれだけそれに時間がかかるかは人ぞれぞれで違う。思ったよりも早く勉強が終わる日もあるだろうし、時間が予想以上にかかる日もあるだろう。

つまり、大人が会社などで仕事を進めるときの方法でテスト勉強もやろうというのだ。

君も試してみたら?

2011年1月 9日 (日)

095 箱根駅伝、過去最高の順位は寮の掃除から

箱根駅伝の様子を伝える朝のテレビ番組の中で、拓殖大学の岡田正裕監督の言葉が心に残った。

岡田監督は去年から拓殖大学の監督に就任した。今年の箱根駅伝では、過去最高の7位に入り、来年のシード権を獲得した。

岡田監督が、去年監督として最初にやったことは寮の掃除だという。

陸上部員が生活する寮は、廊下にまで学生たちの荷物があふれてきて、相当汚かったそうだ。それを徹底的に掃除させたそうである。

私が見たテレビ番組の中でも、寮を一生懸命に掃除し、床を磨いている部員たちの姿が映し出されていた。

岡田監督は次のように語っていた。

「箱根駅伝という大舞台のレースでは、生活のすべての積み重ねが出てしまう。練習だけではカバーできないものがある。普段の生活の心の乱れが本番でちょっとしたミスを引き起こしてしまう」と。

テレビでは、インタビューを受ける拓殖大学の選手も、「数秒差で争う場面を体験すると、監督が言っていることも理解できた」と語っていた。

大切な場面では、「練習だけではカバーできないものがある」ということ、私も大切な言葉として心に留めておきたい。

2011年1月 8日 (土)

094 世の中に「失敗」はない

当たり前のことだが、これまで「うまくいかなかった経験」はだれにでもあるだろう。「失敗したなあ」と思うことも多いだろう。

「失敗」について、岡本正善さんというメンタルトレーナーの人が書いた本(※1)を読んで、改めて考えたことがある。

岡本さんがいうには、 もともと「失敗」などというものはないというのだ。このことを岡本さんは次のような例を出して教えてくれる。

たとえば、あなたが買い物をしているときに、これまで使ったお金と、財布の残金の計算をしているとしよう。

もし計算があっていなければ、「うまくいかなかった」と、計算をやりなおすまでのことで、「失敗した!どうしよう」とは思わないだろう。

しかし、隣にだれかがいて、「その計算、間違っているじゃないか」と指摘されたり、計算違いで誰かに迷惑をかけると、それが「失敗」ということになるのだ。

私もこのような例を考えてみた。

たとえば、雪道を歩いていたとする。そこで、ツルッと転んでしまった私は、立ち上がって、「今のだれかに見られたかな?」とキョロキョロあたりを見回すだろう。

もし誰かに見られていたら、「失敗しちゃったなあ」と思う度合いは、見られていなかった時に比べて、とても大きいだろう。

「失敗」というのは、他者の存在があるから生まれるのだ、という岡本さんの説明は「なるほど」と思える。

とすれば、「失敗を恐れるな」という言葉は、「人がどう思うかを気にするな」とほぼ同じ意味になるのだ。
――――――――――――――――――――
(※1)『逆境を生き抜く「打たれ強さ」の秘密』岡本 正善 (著)

2011年1月 7日 (金)

093 1万時間(その2)

ちょっと前の「087 1万時間」の中で、その道で一流になるためには、1万時間の練習(鍛錬・研究)が必要である、というマルコム・グラッドウェル氏の研究結果を紹介した。

ドイツのラルフ・クランプトンという人も、ピアニストなどの研究を通じて、「アマチュアと専門家を分けるものは、単に練習の差」しかないと言っている。(※1)。

アマチュアとプロのピアニストの練習時間を比較すると、プロはアマチュアの20倍も練習していたそうだ。

そりゃあプロなんだから練習するだろうとは思うけど、20倍と聞くと改めてすごいなあと思う。

私は娘のエレクトーンの発表会に行くことがある。そこで、すばらしい演奏をする子を見て、「あの子は才能があるんだなあ」と思ったりしたけど、それは正しくなくて、「あの子はたくさん練習を積んできたんだなあ」とか「あの子はエレクトーンが好きなんだなあ」とか思うべきだったのだ。
――――――――――――――――――――
(※1)『もらった名刺は、全部捨てろ!』内藤 誼人(著)(廣済堂文庫)

2011年1月 6日 (木)

092 資産家ほど・・・

私はだらしない。今も反省している。

年末から、メチャクチャだった自分の部屋を片付けているのだが、とうとう年を越してしまった。

なんとまあ、自分は物を大切にしてないのだろうかと痛感する。消しゴム、シャープペンシルの芯、ホチキスの針、ガムテープどんどん出てくる。普段から物をきちんと整理していないので、必要になったときに見つけ出せずに、後から新しい物を買ってしまった物をあげればきりがない。

最後まできちんと使わなかったメモ帳、ノート類。どこかでもらったポケットティッシュもあちこちから出てくる。これじゃあ、お金もたまらんわなあ・・・。

元銀行員で、後に作家になった人で、横田さんという人がいる。

横田さんは銀行員をしていたころ、仕事上、数多くの資産家の家を訪問することがあったそうだ。横田さんが見るところ、「代々続く本物の資産家」たちは、例外なしに質素で堅実な暮らしをしていた(※1)。

横田さんが玄関で、資産家の家の子どもさんたちやお孫さんたちに、サービス品のポケットティッシュをあげると、そばにいた大人はきちんとお礼を言って受け取るように指導するそうである。横田さんは、街で配られるポケットティッシュを小馬鹿にして受け取らない若者たちの、これとは対照的な姿を思い浮かべる。

物を大切にしないと・・・。さて、部屋の片付けの続きをしようかな。
――――――――――――――――――――
(※1)『あなたの子供を多重債務者にしないために』横田濱夫(著)角川oneテーマ21

2011年1月 5日 (水)

091 島田紳助さんの言葉から~取り組む姿勢(2)

※この記事は、『自己プロデュース力』(島田紳助著)を元に書きました。

昨日、元プロ野球選手の大野投手が、「仕事に取り組む姿勢」を大切にすると、将来必ず他のことにもそれがいきてくる、と語ったことを紹介した。

今日は島田紳助さんの言葉を紹介する。

紳助さんが、吉本総合芸能学院で講師として語った言葉だ。聞いているのは、お笑い芸人になることを夢見て学んでいる若者たちだ。

紳助さんは、何でも「結果」というものは、「才能×努力」で表されるという。「5」の才能をもった人が「5」の努力をすれば25の結果が生まれる。しかし、たとえ「5」の才能をもっていても、「1」の努力しかしなかったら「5」の結果しか出てこない、と語る。

この後、紳助さんは「5の努力」をしていけば、「5の筋力」を得ることができると続ける。そして、この「5の筋力」は、将来必ず役に立つという。「5の筋力」というのは、「何事にも一生懸命取り組める能力」のことだと私は思う。

だから、お笑い芸人では芽が出なかったとしても、他のことで成功できるのだ。

漫才の才能はあまりなかったかもしれないけど、どんなことにも「5の努力」をぶつけ、「5の筋力」をもっていた野呂さんという人がいる。彼は、その「取り組む姿勢」を紳助さんに見込まれ、紳助さんたちにお金を出資してもらい、お好み焼き屋を大成功させる。

清浦さんという人も、「5の筋力」を紳助さんに見込まれ、石垣島で喫茶店を開き繁盛させている。

何事にも全力で取り組めば、いつかは必ず自分にぴったりした世界で成功することができる、そう紳助さんは語ってくれたのだ。

2011年1月 4日 (火)

090 大野豊さんの言葉から~取り組む姿勢(1)

広島カープの名投手だった大野豊さんのことを以前書いたことがある。「045 中学校時代は補欠だった大野豊投手」という記事である。

大野選手は高校卒業後、地元の出雲市信用組合に就職した。そこの軟式野球部(硬式ではない)に入部し、昼間は他の人と同じように仕事をしながら野球を続けたという苦労人である。

信用組合というのは銀行のようなもので、大野さんはそこで一生懸命働いた。就職してしばらくは、札勘(さつかん)といって、お札(さつ)を数える練習もした。札勘はお札の束を片手でもって、扇子のように広げて、もう片方の手で素早くお札を数えることである。ウチの奥さん(元銀行員)に聞くと、扇子のように広げたあと、4枚ずつ素早く数えるのだそうだ。

大野選手は最初のころは、この札勘が、他の人のようにうまくできずに悩んだそうだ(※1)。

3年後、大野選手は広島カープの入団テストを受けて合格し、ドラフト外でプロ野球選手になった。

大野選手は、信用組合で3年間働いたことは、決して回り道ではなく、とても大きな財産になったと語っている(※2)。なぜなら信用組合で働いたことによって、組織の中で仕事にどう取り組むことが求められているかということなどが分かったからだ。それはプロ野球の中に身を投じてからも、役に立っているという。

大野選手は、若い選手たちに、「仕事に取り組む姿勢」を身につけてほしいと思っている。責任感をもって仕事をしてほしいのだという(※3)。

――――――――――――――――――――
(※1)『プロ野球の一流たち』二宮 清純(著)講談社現代新書
(※2)同書
(※3)同書

2011年1月 3日 (月)

089 登山中、いくつもの大きな岩が君を襲ってきたら・・・

※この文章は『朝日新聞』1993年9月25日「天声人語」を元に書きました。

君は今、両親と一緒に富士山を登山しているとする。

すると、山頂の方から、大きな岩がいくつも君たちをめがけて転がってきた。この岩が当たったらひとたまりもない。他の登山客たちの悲鳴が聞こえる。だれかが大きな声で「伏せろ!」と叫んだ。

君ならどうする?伏せるか?それとも・・・。

実は、これは1980年に実際に起こった富士山の落石事故である。この事故は43人の死傷者を出す大惨事となった。被害にあった多くの人は、落石を知った瞬間、ふもとの方へ駆けだしたという。そして背中に岩を受けてしまったのである。

そんな中、無傷で生還した親子3人組がいた。

彼らは親子3人で横に並んで登山をしていた。そして、落石が起こったことを知る。次の瞬間、落ちてくる岩に向かって三人は縦に並び替えた。一番前はお母さん、真ん中に9歳の息子、一番後ろにお父さん。息子は前にいるお母さんの肩を持ち、お父さんは息子の肩を持つ。

最初の岩が襲ってくる。お父さんが叫ぶ。「右だ!!」家族は右へ跳ぶ。

「左!!」お父さんが叫ぶと、家族は左へ移動する。

こうしていくつもの落石を避けることができたこの家族は無事に下山する。

この事故を専門家が分析した。そして、この家族が生還できた秘訣は「集中力」であると結論づけた。

この家族は息子は少年野球、お父さんとお母さんはソフトボールに日頃から親しんでいた。それにより集中力が知らず知らずのうちに鍛えられ、今、自分たちをめがけてきた「死球」を避けることができたというのだ。

専門家は「集中力」と言ったが、もっと詳しく言えば、集中力のON、OFFの切り替えがすぐにできるかどうかということであろう。

日頃から、「やるときはやる」と集中力をONにできる習慣が身についていないと、とてもこの家族のようなことはできない。以前書いたことであるが、「一事が万事」である。

2011年1月 2日 (日)

088 上場企業の社長さんが「全員」やっていたこと

佐藤伝という人が書いた『朝日記の奇跡』という本の中に、こんなことが書かれていた。

日本には会社が約635万社あるそうだ。このうち上場している会社はぐっと少なくなって3000社らしい。「上場」というのは、ここでは詳しく説明はできませんが、「大きな会社」ぐらいに考えてください。

あるアンケート会社が、この3000社の社長3000人から、無作為に300人ほど選んで、あるアンケートをしたそうだ。

その中に、「日記をつけていますか?」という質問があった。

「はい、つけています」と答えた人は、300人。つまり社長全員が日記をつけていたそうだ。

あのアインシュタインもこういっていたらしい。

自分が知る限りにおいて、何かを成し遂げた人間の共通点は日誌だった。(※1)

モーグルスキーの上村愛子さんも、「日誌を書くようになってから、自分が大きく変わった」と話していたそうだ。(※2)

まあ、考えてみれば、一日が終わって「今日の自分はどうだったか」ということをきちんと振り返ることが積み重なれば、日記を書かないことに比べて、大きなものを得られるとは思うよなあ。

こういう私は、恥ずかしながら、日記が長続きしたためしがない。

2011年は、日記を書くことを私の目標として掲げたい。

そこには、このブログを更新したか、とか毎日何らかのトレーニングをしたか、とかストレッチをしたか、などの自分が毎日すると決めたことができたかどうかを書くつもりだ。

――――――――――――――――――――
(※1)『大人が変わる生活指導』原田隆史(著)日経BP社
(※2)『カリスマ教師の心づくり塾』原田隆史(著)日経プレミアシリーズ


2011年1月 1日 (土)

087 1万時間

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年といっても、このブログのお話が365に到達するまでです。ゴールを10月上旬に予定しています。

さて、『天才! 成功する人々の法則』という本がある(※1)。日本で初めて民間人の校長になった藤原和博さんも、「この1年間に読んだ本の中で一番印象に残った」と述べている。

この本の内容を、一言でいうと、どんな分野でも、「一流」と言われている人たちには、ある共通する法則のようなものがあるというのである。

その法則とは、一流と言われている人々は、そのために例外なく1万時間の練習(研究、鍛錬)を費やしているというものである。

素質とか適性とかいったものは、主要な因子ではないというのだ。とにかく、そのために1万時間を使ったかどうかというのだ。

1万時間というのは、一日に3時間取り組むとして、10年かかる計算だ。

イチロー、浅田真央、石川遼、松井秀喜、羽生善治、室伏広治といった人たちも、間違いなくこの法則に当てはまるだろう(たぶん。一日3時間以上練習する日もすごく多いだろうから)。

この法則を受けて、『生物と無生物のあいだ』というベストセラーを書いた福岡伸一さんという生物学者は、こう断言する。

「DNAの中には、ピアニストの遺伝子も将棋の遺伝子も存在していない」(※2)

1万時間を費やしたどうか、これが第一の条件だ。

さて、ここからが、「1万時間なんて無理無理・・」とつい思ってしまう私のような凡人が考えることである。

1日に3時間はとても無理だけど、1時間、いや30分でも、本当に毎日何年間か続ければ、イチローさんや羽生善治さんまでには、とてもなれなくても、その分野でそこそこ「すごい」人になるのではないか。本当に毎日続ければ、の話だけど。

――――――――――――――――――――
(※1)マルコム・グラッドウェル (著) 勝間 和代 (翻訳)
(※2)『ルリボシカミキリの青』福岡伸一(著)

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

無料ブログはココログ