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2011年1月17日 (月)

103 一番記憶に残る勉強方法は次のうちのどれだと思う?

私たちが学ぶ方法には、いろいろな方法がある。学習方法と実際に学んだことがどれだけ記憶に残っているかを調べた研究がある(※1)。例えば、次にあげた学習方法の中で、どれが一番学んだことが記憶に残る方法だろうか。ちょっと考えてごらん。

①学習内容を耳で聞いたとき
②学習内容を目で見たとき
③学習内容を耳で聞いて、目でも見たとき
④学習内容について話し合いをもったとき
⑤学習内容を体験したとき

君たちはもう察しがついたかもしれないが、後にあげたものほど記憶に残りやすい。もっと詳しく説明してみよう。

君たちにあまりなじみのないスポーツである「カーリングのルール」を学習すると仮定してみる。

①の「聞いたとき」というのは、カーリングのルールについて、先生がしゃべるのを聞いているだけなのである。これでは10パーセントしか記憶に残らないというのだ。

②の「見たとき」は、カーリングのルールについて説明した映像を見るだけである。これも15パーセントしか記憶に残らない。

③の「見て聞いたとき」は、映像を見ながら先生が説明もしてくれるのだ。これは20パーセントになる。

④の「話し合ったとき」は、グループで話し合いながらカーリングのルールについて学ぶ方法である。これはちょと上がって40パーセントになる。

⑤の「体験したとき」とは、カーリングという競技を実際にやってみるのである。そうするとルールが記憶に残っている量は、ドンと跳ね上がって80パーセントになるそうだ。まあ考えてみると、実際にゲームをすればルールを覚えるということに異議のある人はいないだろう。

ところが、⑤の自分で実際に体験してみることよりも、もっと記憶に残る方法があるのだという。それは何だと思う?

それは「人に教えること」なのだ。この方法だとなんと90パーセントも記憶にとどまるのだという。もし君がカーリングのルールを、今度は後輩に教える役目を果たすと考えたらどうだろう。後輩に教え終わった後は、ほとんどルールを覚えているはずだ。

私たちの中学校では、これから先「学び合い」で学習する時間がどんどん増える。

授業中に友だちが分からないところを自分が教えてあげる、という機会が多くなるだろう。教えてあげるのは、友だちのためにやっていることではある。しかし、それはまた自分のためにもなるのである。
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(※1)『効果10倍の<学び>の技法』吉田新一郎(著)岩瀬直樹(著)

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