« 074 なぜ彼はゴルフショップを廃業したのか | トップページ | 076 ソーンダイク・マケスターを知っているか? »

2010年12月20日 (月)

075 人はみな死刑囚?

『大人が変わる生活指導』(※1)という本にこんなことが書いてあった。

著者の原田さんが、刑務官として勤めている友人から聞いた話である。この刑務官の友人は長年死刑囚や無期懲役囚を見てきたというのである。

その友人は、刑務所で充実した生活を送るのは死刑囚だと語る。これまで字を書いたこともないような人が、執筆を始めたり、一心不乱に絵を描き出すこともあるそうだ。

逆に、無期懲役囚の方が、だらだらとした生活をして、しょっちゅう問題を起こすという。

その理由について原田さんは次のように語る。

彼ら死刑囚の人生には、期限が与えられているからです。死ぬまでの期限を与えられた人間は、これまでの人生を振り返って、「自分はこれでいいのか?」と真剣に自分の人生と向き合うようになります。(※2)

そして、原田さんは、我々人間というものが、「死」から避けられない運命だということについては、死刑囚と同じではないか、と言う。

私は、原田さんの本を読んで、自分の残された人生をグラフのようなもので表してみた。ここでは仮に80歳を寿命として考えてみた。

Photo

たしかに、今48歳の私は、定年まで残された時間はあまりないことがよくわかる。もちろん、人生は定年で終わるものではない。しかし、バリバリ活動しようと思ったら、まあ、70歳ぐらいまでであろうか。

さて、中学生の君たちはというと、ごらんの通り、私よりも残された時間はずいぶん多い。しかし、君たちも限られた人生の中を生きているのだ。

そう考えると、君も私も、今日という日を一生懸命に生きただろうか。今日という日は二度と戻ってこないのだ。
――――――――――――――――――――
(※1)『大人が変わる生活指導』原田隆史(著)日経BP社
(※2)同書p.72

« 074 なぜ彼はゴルフショップを廃業したのか | トップページ | 076 ソーンダイク・マケスターを知っているか? »

コメント

「大人が変わる生活指導」今度読んでみます。

ぜひ読んでください。「アイデアマラソン」の方に今度書くつもりですが、私は急に奉仕活動をしたくなりました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1419883/38151520

この記事へのトラックバック一覧です: 075 人はみな死刑囚?:

« 074 なぜ彼はゴルフショップを廃業したのか | トップページ | 076 ソーンダイク・マケスターを知っているか? »

無料ブログはココログ