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2010年12月16日 (木)

071 本番で集中力を発揮するには

阪神の下柳剛投手を知っているだろうか。阪神タイガースの投手である。42歳になる今年はふるわなかったものの(それでも7勝しているのはすごい)、2005年には15勝をあげて最多勝投手となり、このタイトルの最年長記録を塗り替えた。

下柳選手は日本ハムファイターズから阪神に移籍してきてから、二ケタ勝利を重ねるようになった。

その活躍の陰には白石豊さんというメンタルトレーナーがいた。

下柳選手は、白石さんから指導を受けるまでは、マウンドで感情を表情や仕草で表すタイプのピッチャーだったそうだ。味方がエラーすると、すぐにふてくされた顔をしたり、ミスをした選手をにらんだり、ベンチでグローブを投げつけたりすることもあったそうだ。

白石さんは、それを改めるように下柳選手にアドバイスした。(※1)

下柳選手は、喜怒哀楽を表に出すことをやめ、今の一瞬一瞬に集中することの大切さを考えるようになった。それが阪神での好成績につながっていった。

鹿屋体育大学の児玉光雄さんも、「喜怒哀楽を出す人はいつも集中できないでいます」と述べている。(※2)

イチローは三振に打ち取られても、ホームランを打っても表情をほとんどかえないそうだ。

児玉さんは、このイチローの「演じる能力」こそが集中力を維持する秘訣だという(※3)。

「感情は心の嵐であり、集中力を途切れさせる元凶」(※4)だとすれば、どんなときも同じ表情と仕草をとり続けることができるということは、精神的に安定している、つまりは集中力があるということだ。

この話は、スポーツだけではなく、いろいろな場面で役に立ちそうだと私は思った。
――――――――――――――――――――
(※1)『本番に強くなる―メンタルコーチが教えるプレッシャー克服法』 白石豊(著)
(※2)『イチロー式集中力』 児玉光雄(著)p44
(※3)同 p43
(※4)同 p44

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