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2010年12月13日 (月)

068 地雷が私の脚を奪ったことに感謝します

カンボジアという国は、ポル・ポト派による大量虐殺、それに伴う内戦と政治的混乱の影響で、無数の地雷が埋められたままになっている。君たちも知っているように、これまでも多くの人が、幼い子から老人まで年齢を問わず、犠牲になってきた。

毎月600人が地雷に接触し、被害に遭っているという。(※1)

私は思う。もし私の家の周りが同じように、万に一つでも地雷があるかもしれないという可能性があったら、私は一歩も家の外に出ることができないだろう。

カンボジアの人々の中には、本当は地雷があるかもしれないのに、生きていくために、田畑を開墾せざるを得ない人たちが多くいる。

地雷が潜んでいるかもしれないのに、小さい子どもたちも荒れ地で仕事を手伝ったり、遊んだりして、被害に遭う。

池間さんの本(※2)の中でリンナさんという人を知った。

リンナさんはもともと学校の勉強が好きで、成績も良かった。でも、家が貧しいこともあって、リンナさんは自分から学校を「やめた」。そして、親元から離れた農場にはたらきに出ることになった。

10歳の時に、農作業をしているときに、地雷を踏んで右脚を失った。

リンナさんがつらかったのは、両親を助けるためにはたらきに出たのに、これでは逆に親に迷惑をかけることになってしまったという思い。

リンナさんはずっと死にたい死にたいと思っていたけど、ある日「一生懸命に生きなければならない」と決意したそうだ。

その後、リンナさんは一生懸命に勉強するようになった。近所の学校にっている友だちの教科書などを集めて、必死に勉強した。そのかいあって、今ではパソコンも使えるし、洋裁もできる。そして四人の子どものお母さんをしている。

このリンナさんがこんなことを語っている。

「私は地雷を踏んで脚を失ったことに感謝しています」

どうしてだろう?

「私は右脚を失ったからこそ、一生懸命生きることを意識できました。地雷で脚を失ったからこそ、私は真剣に生きることができるようになった。だから今の幸せがあるのです。」(※3)

自殺まで考えたリンナさんがどうして、ある日「一生懸命に生きよう」と思うようになったのかは分からない。

リンナさんのような人のことを知ると、元気が出るというか、「オレもがんばらないと」と思えてくる。
――――――――――――――――――――
(※1)「報道写真家から」「(6)地雷原に暮らす」「http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/fe24b9facdc596f6a512b87448ea129a
(※2)『あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。』池間哲郎(著)致知出版社
(※3)同書p133-134

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