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2010年11月 7日 (日)

032 桜の歩みはお母さんの足

春になると、「桜が開花するのはいつか」ということが話題になる。ニュースでも「今日は福岡で満開が確認されました。東京は○日ぐらいになる見込みです」などと話題になる。この桜の開花について、さだまさしさんが次のように著書で書いていた。

「桜前線」という言葉は最近生まれた言葉でしょうが、これは、僕の好きな言葉の一つです。

この「桜前線」、日本列島を徐々に南から北に移動していくわけですが、その速度は一日ほぼ20㎞なんだそうです。20㎞ってどのくらいの速さなんだろうと思って計算してみたら、一秒間に23㎝ちょっとなんですね。

23㎝ちょっと、というのは、大体女の人の靴の大きさじゃないですか。

つまり、春というのは、女の人の足の大きさ程の速さで、しゃなりしゃなりと近づいてくるものなんですね。(『本気で言いたいことがある』さだまさし 新潮文庫 p88-89)

このあと、さだまさしさんは、「こういうふうに教えたらどうか」という提案や、生徒時代に出会った素敵な先生たちの話を続ける。

私自身は、上の桜前線の話からこういう感想をもった。

桜前線は1秒間に23㎝進むんだ。お母さんが自分の足を尺取り虫のように、一歩一歩進む、じっと見ているとまどろっこしくなるようなスピードでも、24時間休まずにひたすら進むと、20㎞も進めるんだ。

それが10日続くと、200㎞になるし、「春」という季節の中だけでも、日本列島がほぼ縦断できるんだ。

当たり前のことかもしれないが、物事は休みなく積み重なるとすごいことになるんだなあと感じた。

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