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2010年10月19日 (火)

011 「昨日の自分」と比較する

私は、陸上競技をやっていたころ、「ライバルに勝ちたい」ということをすごく意識していた。でも、そうするとかえってライバルに勝つことができなかった。その理由がよくわかった。

森本貴義著『一流の思考法―WBCトレーナーが教える「自分力」の磨き方』という本を読んだ。「結果」を気にする人は、かえって「結果」を出せない、というのだ。

人に好かれたい、人に評価されたいと思ったことは、誰しもあるでしょう。

自分が成し遂げた結果を皆が褒め、その苦しさを共感してくれたらどんなにうれしいことか。しかし、人から褒められること、評価されることを望む人には、良い結果が生まれづらいのもまた事実です。

(中略)

私は、「人の評価を気にする人」は、こんなサイクルを繰り返しているように思います。

人の評価を期待する。
 ↓
そのために、「結果」ばかりを追い求める。
 ↓
「結果」を早々に追い求めるあまり、それを生み出すプロセスを構築しない。
 ↓
そのため、「結果」に波がある。
 ↓
そして、波がある「結果」と「人の評価」に、また一喜一憂してしまう。

(中略)

さらに、人の評価を気にする人の特徴がもうひとつあります。それは、「人と自分を比べ、自分に足りないところを洗い出すことに躍起になる」という点です。

自分よりも良い結果を出した他人は、自分よりも優れているはずだ。であれば、自分が劣っているところを早く補わねば……そんな減点法で自身を捉えます。

自ら反省する姿勢は評価できます。しかし、人に比べて自分が劣っている点はいくつもあるのです。人と自分を比べることは、劣等感を感じる機会を増やし、私は人より劣っている」と自信を喪失させていきます。なんともったいないことでしょうか。

実は、「結果を出す人」は他人と自分を比較しません。では、何と比較しているのでしょう?

その比較対象は、「昨日の自分」にあります。つまり、「昨日の自分」と「今日の自分」を比較しているのです。

「理想のバッティングフォームを実現したい」という目標があった場合、昨日よりも今日のバッティングフォームが理想に近づいていればそれでよい、と考えます。

結果が出なかったら、その原因を抽出し、プロセスを改善する。その結果、昨日の自分よりも今日の自分を成長させる。

このスパイラルを回せる「プロセス主義者」こそが、成功する人だと私は考えます。(『一流の思考法―WBCトレーナーが教える「自分力」の磨き方』森本貴義 ソフトバンク新書)

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